【手びねりのお灸のメリット】
・ピンポイントで熱を加えて炎症や腫れを取り除くことができる。
・ケムリが少なく、服や髪ににおいが残りにくい。
北田鍼灸院では、自らの指でひねる昔ながらのお灸を施術しています。
ヨモギの葉を生成して作ったもぐさを、ふんわりと柔らかく、米粒よりも小さくひねり、線香で点火します。
火が皮膚に到達する前に、指でつまんで消します。
ヤケドになったり、酷い熱さを感じることはありません。
これを5～10回ほど繰り返すと、冷えた箇所が芯から温まり、心地よい温かさがいつまでも残ります。
また、このお灸は非常にピンポイントの刺激になるため、炎症や腫れている箇所に施術して取り除くことができます。
※当院の技術により可能な施術です。
ご自宅でせんねん灸などで炎症や腫れにお灸すると逆効果になるので絶対に避けてください。
左:他院でよく使われるお灸。もぐさが多いため煙が多く匂いが残る。低級もぐさを使うので匂いがキツい。
右:当院のお灸。もぐさが少ないので煙が少なく匂いも残りにくい。高級もぐさでお香のような良い香りがする。
【高級もぐさ】…不純物が少ないのでまとまりが良く、手でひねるお灸に向いています。
燃焼温度が低く、熱がマイルドに伝わります。
煙が少なく匂いがほとんど残りません。
お香のように良い香りがします。
【低級もぐさ】…不純物が多く、手でひねってもまとまりません。
燃焼温度が高いので、台座や隙間が必要です。
多量のもぐさを使用しているうえに、一度に複数使用するため煙が大量に発生し、キツい匂いが髪や服に残ります。
よもぎの葉っぱからできています。
といっても、葉っぱ全てが使われているのではありません。
よもぎの葉っぱの裏側には、とても細くて短い綿のような毛がびっしりと生えています。
そのため、よもぎの葉の裏は少し白く見えます。
もぐさは、この繊毛だけで作られているのです。
【作り方は…?】
よもぎの葉を熱風で乾燥させ、石臼で何度も引いて細かく粉砕しては葉や茎などの余計なものを取り除く、という作業を何度も何度も繰り返します。
最後には専用の機械で日数をかけて、じっくりと不純物を取り除き、繊毛だけになったら完成です。
乾燥させたよもぎの葉のうち、たった0.5%しかもぐさになりません。
手のひらに軽く乗る程度の10gのもぐさを作るのに、乾燥した葉が2kgも必要になるのです。
【なぜよもぎなのか？】
よもぎの葉は、古くより薬効成分が高く、乾燥させた葉は主に胃腸を整える生薬として、汁は止血や虫刺されの薬として
利用されてきました。
また、高級なもぐさは精油成分が含まれており、火のつきが良く、リラックスを促す香りが漂います。
燃やした時の温度が比較的低いのも特徴です。
さまざまな薬効あるよもぎから、わずかしか取れない貴重なもぐさ。
ますます身体に良さそうな気がしてきませんか？
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