季節の変わり目の養生と鍼灸

季節の変わり目は、どうしても体調が悪くなりやすいです。
自分が元々持っている弱い場所、痛みがある場所が辛くなってきたり、そこまで明確でなくとも、なんとなく身体がダルくなったり重くなったりして、 どうも調子が上がらない、という方も多いです。

季節の変わり目に体調が悪化する要因は、目まぐるしい気候や気温の変化に、自律神経の対応が追いつかないことです。

自律神経は、環境の変化に合わせて無意識的に身体の機能をコントロールしてくれています。
気候の変化が激しければ、自律神経も身体をそれに合わせようと忙しく働くことになります。
ところが、本来はゆっくり変化するはずの気候が、季節の変わり目には一日で冬から真夏へ変わるような激しい変化を見せます。
その為、自律神経も本来よりたくさんの仕事を強いられるわけです。
元々身体が弱っている方、自律神経が弱い方はもちろん調子を崩しますが、普段なんともない健康な方でも、 自律神経のオーバーワークにより、なんとなく身体がダルかったり重く感じたりするのは、無理のないことなのです。

さて、このような時、ゆっくり休んだほうが良いのか、むしろ身体を動かしたほうが良いのか、どちらが良いと思いますか？

答えは、どちらも大切です。 基本的には、身体の調子が悪い時は、無理せずゆっくり過ごすことです。
ただ、その中でも少し調子のよい時もあると思います。
そのような時は、軽くお体を動かしたり、少し外出して気分転換できるとよいですね。
ラジオ体操は、全身をくまなく動かせてオススメですよ。
要するに、お体の声にしっかりと耳を傾け、従うことが大事なのです。

40代からは身体の声に敏感になろう
もご査収ください

身体の声に耳を傾けて、身体にとって一番良い生活をする。
これは理想ですが、そうは言っても思い通りにはいきづらいですよね。
日々のお仕事や家事、子育て、介護、学業など、皆さんそれぞれやらなければならないことに追われています。
そして、日々の疲れを少しずつ積み重ねていってしまう方が多いです。
そんな時は、我々鍼灸の出番です。
日々の生活に追われ、自分を癒すのもままならない、自分だけのケアでは追いつかず、疲れがどんどんたまってしまう。
そのような場合、ぜひご相談ください。
自分ひとりの力でどうにもならない時は、誰かの力を借りる。
これはどんな時も大事です。もちろん、身体のことに関しても。
そんな時、我々はあなたの力になれる存在でいたいと思っています。
ぜひ、お力にならせてくださいね！

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