さいたま市大宮区 北田鍼灸院による起立性低血圧、本態性低血圧の治療についての解説です

北田鍼灸院へようこそ!!

低血圧と呼ばれるものには二種類あります

低血圧というと、朝なかなか起きられない、すぐに貧血になる、そんなイメージがあるかもしれません。
実際は、低血圧は大きくわけて二種類あります。

・病的なもの
様々な病気により低血圧が引き起こされる場合がありますが、鍼灸院でよく診られるのは起立性低血圧症です。
これは、自律神経のバランスが崩れた時に起きるものです。

・病的でないもの
本態性低血圧症といって、血圧を測ると常に低い場合はこれにあたります。
ちなみに低血圧とは、上が100以下のことを指します。
これは病気ではなく、体質によるものです。

鍼灸に関連が深いもので大きくわけると上記の二つになりますが、どちらも鍼灸で改善可能です。

起立性低血圧

急激に立ち上がったり起き上がったりした際に、めまいや立ちくらみ、目の前が真っ暗になる、視野が狭くなる、酷い時は失神してしまうなどの症状が起きる状態を、起立性低血圧といいます。
立ったり起きたりした際に、血流が足のほうへ下がりすぎてしまうために起こります。
高齢の方や逆に10代くらいの思春期の方に多く、また、病院で長期に寝ていた方が立ち上がる時にも起こりやすいです。

原因
全身の血流を調整する自律神経の働きがうまくいかないことで起こります。
体を横にした状態から立ち上がった際、全身の血が重力によって足の方へ下がっていきます。
それを防いでいるのが自律神経です。
自律神経が血流をコントロールして、足のほうへ下がりすぎないようにしているのです。
しかし、自律神経の働きが乱れると、そのコントロールがうまくいかずにどんどん血流が足へ下がっていきます。
すると、脳の血流が不足し、脳貧血になり、症状が出てしまうのです。

高齢者は、自律神経のコントロールが効きづらくなります。
10代の方は思春期の成長過程で、自律神経が体の変化に追いつかずに症状が出る場合もあります。

対策
ご自身で出来る対策としては・・・

・起き上がる、立ち上がる際に動作を急激にせず、ゆっくりにする。
・深呼吸をして自律神経を落ち着かせる
・一度にたくさん食べすぎず、少量にわけて食べる(食後に副交感神経が強く働きすぎて低血圧を招きやすくなる)

などがあります。

治療
主に首、肩、背中の他、手足のツボを使います。
また、腰や下腹部にお灸をして自律神経を調整するのも大事です。
10代で発症した方には特に有効で、施術を続けると少しずつ症状が抑えられてゆきます。

本態性低血圧

元々血圧が低い方のことです。
収縮期血圧100(mmHg)以下、拡張期血圧60(mmHg)以下がWHOの基準となっています。
朝スッキリ起きられない、ダルいというイメージがありますが、それだけでなく頭痛、めまい、食欲不振、息切れ、冷え、乗り物酔いなど様々な症状の原因になります。

原因
西洋医学では原因不明とされています。体質によるものが多いです。
東洋医学では、腎、脾と関連が深いとされます。
腎は元々持っている生命力を表します。
脾は食物や水、空気などから養分を作り全身に巡らせる機能があるとされます。
これらの働きが弱いと、全身に血を巡らせる力が弱く、血圧が低くなりやすいのです。

治療
低血圧は、病気ではないのでご自身で出来る対策としては、お体を冷やさない、急激な動作を避けるなどの対処療法になります。
鍼灸では、脾、腎をつかさどるツボや経絡に施術をして体質改善を図り、血液を全身にめぐりやすくさせます。
血圧そのものが上がるのにはお時間がかかりますが、低血圧に関連する症状が軽減されやすくなります。

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