60年の信頼と実績 北田鍼灸院

さいたま市大宮区で
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北田鍼灸院

足三里というツボ、ご存じですか?

足三里

足三里というツボは、足のスネの上端付近にあります。
江戸時代の俳人、松尾芭蕉が、おくのほそ道の中で
「ももひきの破れをつづり、傘の緒つけかへて、三里に灸すうるより、松島の月まづ心にかかりて……」
と綴っており、この三里というのが、足三里のツボのことなのです。

江戸時代は、車はもちろん自転車のような乗り物は無く、運動靴のような歩きやすい履物もありません。
足袋を履いて、徒歩で一日何十キロも移動するのが当たり前だった時代です。
しかし、移動の前に足三里に灸をすると、足が疲れにくく長い距離を歩くことが出来るとできたといいます。

当時は、足の養生のツボとしてポピュラーだったのです。

足三里への鍼灸は胃腸の症状にも効きます

足三里は足にあるツボなので、上記のように足の疲労の軽減の他に、むくみを取るなど、足に関する効能はもちろんあります。
しかし、もう一つ大きな効能として、胃腸に関するものがあります。
足三里は胃の経絡に属していて、その中でも特に効果的といわれています。
胃痛、胃炎、食欲不振、下痢など、胃腸に関する症状に良く、このように時にやや強めに押すだけでも少し楽になります。

実は様々な症状に効く足三里への鍼灸

足三里は、足の症状、胃の症状に効きますが、それだけではないのです。

古来より、身体の不調は腹部の冷えからくると考えられてきました。
腹部が冷えると身体全体の冷えにつながるので、胃腸症状だけでなく、頭痛、めまい、だるさ、肩こり、足や腰の冷えなど、様々な不定愁訴を引き起こしやすいのです。
そのような時、胃腸の調子を整えればお腹の血流が改善し、冷えが取れて様々な症状の改善につながると考えれ、 胃腸に効く足三里は重宝されてきたのです。
また、胃腸は自律神経によって働きを調節されていますから、足三里は自律神経を整えることにもつながるといえるでしょう。

真夏の不調にぜひ、足三里のお灸を試してみてくださいね

最近の真夏の猛暑はとても厳しいです。
その分、室内ではエアコンをしっかり効かせることも多いでしょう。
すると、冷たい空気が下へまわり、お腹や腰、足を冷やします。
また、冷たい飲み物のとりすぎもお腹の冷えにつながります。
そんな時に、足三里のお灸が胃腸の調子を整えてお腹の血流を良くし、さまざまな症状の改善につなげます。
また、胃腸に良いので食欲も増し、夏バテの防止にもつながるのです。

真夏の季節に身体の不調を感じたら、足三里にお灸を試してみてくださいね。

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